Nigel Cabourn woman
ジーンズは作られた年代や国、メーカー、そして用途によってその表情を大きく変えます。本製品は、女性が履くことをコンセプトにデザインされていますので、股上が深く、ワタリはゆったりと余裕がありつつも無駄なく裾にかけて緩やかにテーパードがかかりどこかすっきりとしたシルエットに仕上げました。1930年代のデニムパンツからインスピレーションを得てデザインされたハイウエストのデニムパンツ。前右ポケットに配されたコインポケットにはリベットに加えて、ブロードアローの閂( かんぬき) 止めの刺繍が施されています。1929 年の世界恐慌後のアメリカ。恐慌下で経営が悪化した西部の牧場から生まれたデュード・ランチ(Dude Ranch)が、東部の裕福な人々の間で流行しました。そこで働くカウガールに向けて作られたのが初めての女性のためのジーンズです。
1949年イギリス生まれ。 17才でニューカッスル・アポン・タイン大学のファッション学科に入学。 ファッションキャリアのスタート地点に立つ。 カレッジの最後の年に自らの会社"CLRICKET CLOTHING LTD."を起ち上げる。 3年後にはパリで行われたメンズウェアショー"S.E.H.M"に出展。ハリス・ツイードを使ったコレクションを発表。 本格的に海外への展開を開始。 1996年ロンドンのコベント・ガーデンにNigel Cabourn一号店をオープン。 ナイジェル・ケーボンのコレクションは現在ふたつのラインで展開されている。 ひとつは日本で生産されている。"Main Line メイン・ライン"。もうひとつがイギリスのメーカーで可能な限りイギリス産の生地を使って生産する"Authentic Line オーセンティク・ライン"である。